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択捉島を管轄するクリル市長のなり手がいない!! 候補者申請ゼロ、26日まで受付延長

「市長になりたいと思う人は誰もいない」--択捉島を管轄するクリル地区の市長候補に名乗りを上げる人が誰もおらず、クリル地区議会は候補者の申請書受付を2月26日まで延長した。市長候補の申請受付は当初2月2日まで、同12日には選考委員会で市長候補者が選定され、その中から地区議会議員の投票で市長が決まる予定だった。ところが、誰一人として申請書を提出する人は出てこなかった。地元住民はその理由を推測している。「誰もこの役職に就きたくないのは、4億ルーブルの地区予算の赤字があるから。そして、この赤字をカバーするものは何もない。現在クリル地区の市長代理を務めるオスキナ氏でさえ、そのことを完全に理解している」「誰かが、以前ここで起こったことの責任を問われるだろう」--。クリル地区の焼け野原は、数年間この地区を率いていたワディム・ロコトフ氏によって残されたものである。現在、彼はオストロヴナヤ養鶏場の所長におさまっている。就労経験も農業教育も受けていない人物が、どのようにしてそのような特定の生産物の責任者の椅子に就くことになったのか、誰も理解できないだろう。「6年間の共同作業を通じて、私たちは多くのことを成し遂げてきました。現在、クリル地区は多くの点でサハリン州のリーダーの1つです。私たちの地区は発展しており、文字通り美しくなっています」--2か月半前、辞職に際してSNSで自身の功績を自画自賛していた。以前、サハリン州住宅・公益事業大臣であるナタリア・クプリナ氏が市長ポストに就くと予想されていたが、彼女はこの山積みの問題を背負い込みたくなかったようだ。(citysakh.ru 2024/2/13)

ロコトフ前市長