【根室】根室管内の根室高や中標津高など６高校の生徒が管内を回り、北方領土返還運動の署名を訴える「高校生キャラバン」が１１日、根室管内１市４町で行われた。根室振興局などが初めて企画。生徒のアイデアを生かし、若者に人気のスマートフォン用ステッカーも配布した。(北海道新聞デジタル2024/1/11)
１、２年生の１４人が２グループに分かれ、根室市と根室管内羅臼町からそれぞれ出発。町役場やドラッグストアなどを巡り、署名を呼び掛けた。ゴールは同管内中標津町の商業施設で計１４３キロを１日で回った。
配布したステッカーは返還運動のマスコット「北方領土エリカちゃん」などをデザイン。写真やシールを透明なスマホケースに挟む若者の流行に注目した。交流サイト（ＳＮＳ）で、キャラバンが立ち寄る場所や時間を事前に告知し、関心を持ってもらうことにも心掛けたという。
中標津高１年の平松恵音さん（１６）は「想像以上にステッカーが人気だった。今後も高校生ならではの視点で運動のアイデアを出したい」と話した。（川口大地）
