北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-06-11から1日間の記事一覧

国後島・ニキシロ サケの稚魚放流開始 サハリン全体で10億匹以上を予定

サハリン州の養魚場は、太平洋サケの稚魚の放流を開始した。今年は10億以上の稚魚が放流される。州内に70ある孵化・養殖企業は昨年秋に13億粒を採卵している。クリル諸島南部(北方四島)でも稚魚の放流が活発に行われている。国後島ラグンノエ(ニキシロ)の孵…

択捉島 観光客の急増で住民は航空券を買えない 航空会社は追加便運航

観光客が増え続けている択捉島では、地元住民が航空チケットを購入できない状況が常態化している。択捉島の女性は夏休みの間、子供を沿海地方の祖母の家に預けた。8月中旬に島に戻したいと考えていたが、時すでに遅く、帰りの航空券は売り切れていた。以前な…

ロシアの学校 国旗掲揚と国家斉唱を義務付け 9月1日から 予算10億ルーブル割り当て

ロシアの学校では9月1日から統一された基準に従って国旗を掲げ、国歌を歌うことが義務付けられる。ロシア教育省のセルゲイ・クラフツォフ大臣は「本日、私はすべての学校で我が国の旗を掲げる式典の基準に署名した。この基準は、ロシア連邦大統領の下で紋章…

択捉島 観光客が草原を駆けるヒグマに遭遇

択捉島を訪れている観光客が10日、観光名所の「白い崖」に向かう途中で、大きなヒグマと遭遇した。観光客は、森に向かって草地を飛ぶように疾駆するヒグマを車内から撮影。迫力ある映像はテレグラム・チャンネル「Kuritour」で公開された。(astv.ru 2022/6/1…

根室「北方塾」今年も開講 四島への思い、ウクライナと重ね 中標津中の61人実感

根室管内の小中学生が北方領土問題について学ぶ本年度の「北方少年少女塾」が10日、始まった。中標津中3年の生徒61人が根室市内の啓発施設を見学し、元島民の講話を聞いた。ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、若い世代に領土問題を伝える重要性…

北方四島周辺水域「ロシア漁業者が参入」ロシア副首相、日本の安全操業停止で見解

ロシア外務省が北方四島周辺水域での日本漁船の安全操業に関する政府間協定の停止を表明したことを受け、トルトネフ副首相は9日、日本漁船が操業しなくなれば「ロシアの漁業会社がその水域に参入する」と主張した。四島を事実上管轄するサハリン州からも協定…

日ロ関係「悪い」倍増8割 対ロ制裁「維持」3割 全道世論調査

北海道新聞社が5月下旬に実施した世論調査で、日ロ関係についての認識を尋ねたところ、「非常に悪い」「悪い」と回答した人の合計は全道で80%、根室管内では83%に達し、いずれも2016年9月の前回調査から倍増した。対ロ制裁のあり方を含めた日本…

「2島先行返還」最多39%「四島返還」は22% 領土問題世論調査 

北海道新聞社は、北方領土問題と日ロ関係について、全道と根室管内1市4町の有権者を対象に電話世論調査を5月下旬に実施した。最適と考える北方領土問題の解決策では、歯舞群島と色丹島を先に返還し、国後、択捉両島は継続協議とする「2島先行返還」が最…

ロシア艦艇5隻、根室半島沖で確認 極東の活動能力誇示か 防衛相が警戒感表明

防衛省は10日、9日に根室半島の南東170キロでロシア海軍の艦艇5隻を確認したと発表した。ロシア軍太平洋艦隊による大規模演習の一環とみられる。岸信夫防衛相は記者会見で「ウクライナ侵略を行う中でも極東でも同時に活動しうる能力を誇示する狙いが…