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プーチン氏、北方四島「必ず行くつもり」 具体的日程は触れず

 ロシアのプーチン大統領は11日、極東ハバロフスク地方を訪問し、クリール諸島(北方領土と千島列島)について「まだ一度も行ったことがないが、必ず行くつもりだ」と述べ、今後の北方領土への訪問に意欲を示した。極東地域の企業家らとの会合での発言を、国営タス通信などが伝えた。(北海道新聞デジタル2024/1/11)

 プーチン氏は会合で、国後島で旅行業を営む女性の質問に対し「クリール諸島の観光産業を発展させる必要がある」と述べ、将来的な訪問の可能性に言及した。具体的な日程などには触れなかった。

 北方領土には、2010年に当時のメドベージェフ大統領が旧ソ連を通じ国家元首として初めて国後島を訪問。その後、同氏は首相時代の12、15、19年、ミシュスチン首相も21年に北方領土を訪問している。

 プーチン氏は10日から極東連邦管区を行脚しており、同日には米国と国境を接する北東端のチュコト自治管区を初めて視察した。3月の大統領選での通算5選に向け、国家元首として地方も重視する姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。(本紙取材班)

ロシア極東ハバロフスクで地元企業家らと懇談するプーチン大統領=11日(ロシア大統領府ホームページより)