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サハリンの船員起訴 日本で購入した「咳止め」2本を所持 ロシアで流通禁止の麻薬・向精神薬成分含む

サハリンのロシア内務省当局は、ロシアで流通が禁止されている麻薬・向精神薬成分が含まれている日本製の咳止め薬を所持していた船の乗組員(59歳)を起訴した。サハリン税関が日本の港から帰港した船舶を検査したところ、向精神薬デキストロメトルファンが含まれている咳止め薬(総重量276グラム、パブロンかぜシロップ)2本が船内の冷蔵庫から発見された。同船は海外へ出発する前に、麻薬や向精神薬などの薬物が含まれているため、日本製の多くの薬物の輸入が制限されているという通告を受けていたが、日本の港で薬を購入した船員は「向精神薬デキストロメトルファンが含まれていることを忘れていた」という。乗組員に対して刑事訴訟(ロシア刑法第299.1条1項)が提起され、最長7年の懲役が科される可能性がある。(astv.ru 2023/11/16)

※在ユジノサハリンスク日本国総領事館は、今年5月17日に日本製医薬品「パブロン」等の持ち込みに関する注意喚起を行っている。