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「シグナリヌイ灯台(貝殻島灯台)が再び日本人を興奮させた」

クリル諸島(北方四島)のシグナリヌイ島(貝殻島)に立つ灯台が再び日本人を興奮させた。 8月24日、北海道の納沙布岬にいた日本人は、シグナリヌイ島(ロシア連邦領内)の灯台が何者かによって白く塗られていることに気づいた。以前はグレーだった。塗装がいつ行われたのか、日本人は知らない。この2日前には濃い霧が発生し、灯台は見えなかった。根室海上保安部は、島の近くに小型船が停泊し、何者かが外壁で何かをしているとだけ報告した。8月26日、日本人は灯台の頂上の欄干にロシア正教会の十字架のようなものが設置されたことに気づいた。根室海上保安部は同日、シグナリヌイ灯台が点灯したと発表した。これは9年ぶりのことだ。8月初旬、灯台の上にロシアの国旗が掲げられたというニュースに隣国の住民は驚いた。誰がどのようにして灯台に登ったのかは分からない。日本の外務省は、シグナリヌイ灯台へのロシア国旗の設置は「容認できない」と抗議した。「彼らが何を目指しているのかは明らかではないが、我々はそれに細心の注意を払っている」と声明した。そうした中、テレグラム・チャンネル「Shikotan Telegraph」に、灯台での出来事に直接関係している人々が写った写真が公開された。この写真はロシア地理学会サハリン支部から入手したものだ。この灯台は北海道の納沙布岬からわずか 3.7 km の場所にあり、ロシアに属する小クリル列島の一部である。しかし、隣国はこの帰属に異議を唱え、この島を「カイガラ島」と呼び、北海道の海岸線の延長であると考えている。シグナリヌイ島でのロシア人の行動が特に注目を集めているのはこのためだ。シグナリヌイ灯台は 1936 年に建てられた。灯台の基礎は海面より下に沈み、倒れ始めている。(astv.ru2023/8/29)

北海道新聞より

「Shikotan Telegraph」より