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白く塗られた北方領土・貝殻島灯台をバックに記念写真?

テレグラム・チャンネル「Shikotan Telegraph」に、ロシア地理学会サハリン支部から提供されたという北方領土貝殻島灯台の写真が投稿された。白く塗られた灯台を背に7人のロシア人が写っている。旗は「ロシア地理学会」のものとみられ、男性の1人は拳を突き上げている。ロシア正教ユジノサハリンスク・クリル教区は9日、同教区のニカノール大司教がシグナリヌイ島(貝殻島)に設置される予定の十字架を聖別し、ロシア海軍とロシア地理学会の代表者に対して、灯台(貝殻島灯台)に設置されるイコンを与え、遠征隊のメンバーを祝福した発表していた。ロシア地理学会サハリン支部支部長は対日強硬派として知られ、北方四島交流事業にも深く関わっていた人物で、同支部北方四島などにある無名の湾や岬、岩礁にロシア語の名前を付ける取り組みも行っている。ロシア地理学会の会長はショイグ国防大臣。国防省と地理学会は、北方四島を含む千島列島の経済的および社会的発展に向けて、島々の詳細なデータを収集するための大規模調査「東の要塞--クリル諸島」を2019年から実施している。

写真はテレグラム・チャンネル「Shikotan Telegraph」より