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色丹島 眼科医不在1年「日本製の医療機器など設備は充実、ただ医師がいない」

色丹島分院の眼科の設備は驚くほど整備されているが、ただ1つ足りないことは眼科の医師がいないことだ--医療ボランティアとして色丹島で無料診察を行ったモスクワ市保健局医療予防センターのオリガ・サラノバ医師は指摘した。「設備はモスクワのクリニックのように整っているのに驚いた。完全な検査のために必要な機器はすべてそろっている。ここで見られるとは思わなかった日本製のレンズセット、細隙灯顕微鏡などもあった。医師さえいれば、本格的な診療ができるのに、現状は国後島の病院から医師が時折来るだけだ」と残念がった。分院の院長ガリーナ・ゴロボチェスワ医師は「ほぼ1年間、眼科の医師が不在となっている」と困難な現状を認めた。色丹島では10月19日から26日までボランティア医師15人が島民2000人を無料で診察し、372の疾患を特定した。(サハリン・インフォ2022/11/1)