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経済制裁でロシアとの取り引きは 根室のカニ輸入業者などから不安の声

 国際的な決済ネットワークから、ロシアの特定の銀行を締め出す経済制裁に踏み切ることが決まる中、ロシアから海産物を輸入している根室市では、ロシアへの経済制裁が今後の取り引きに与える影響を懸念する声が水産加工業者からあがっています。根室市の花咲港ではロシアからウニやカニなどの魚介類を輸入していて、去年は350隻あまりのロシア船が入港し、年間の輸入額はおよそ70億円に上っています。しかし、日本政府がロシアへの経済制裁を決定したことを受け、地元の水産加工業者からは今後の取り引きに与える影響を懸念する声が上がっています。

 市内の水産加工会社「マルナカイチ杉山水産」は地元産の海産物に加えて、ロシアからのカニも年間10トンから20トン程度購入していて、ことしも近く毛ガニを購入する予定です。島孝治社長は「ロシアからの海産物は貴重な原料なので、もし輸入が滞れば生産に影響が出る。今回は厳しい制裁も現実味を帯びている。常にニュースをみているが、早く収まってほしい」と話していました。(NHK北海道2022/2/28)

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