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サハリンの住民は樺太時代の小学校の奉安殿をゴミ箱に変えた

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サハリンのホルムスク市(真岡)の公園に残る樺太時代の学校のパビリオン(※真岡第二尋常小学校の奉安殿のこと)がゴミ捨て場と化している。同市の行政委員会のメンバーがマカロフ通り沿いにある公園の衛生状況などについて立ち入り検査を行った。公園はきれいな状態で管理されておらず、ゴミが散らばり、雑草は伸び放題。「ここにゴミ箱はない。樺太時代の文化遺産である学校のパビリオンがゴミ箱の役割を果たしている。公園管理の請負業者は、このオブジェクトの保守に責任がある。提訴するかどうか決定されるだろう」と市長室はコメントした。(astv.ru 2021/10/27)

※奉安殿 1910年代頃から第二次世界大戦以前までの間に、天皇・皇后の御真影教育勅語を納めていた建物である。特に小学校に多く付属していた。

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2015年ころの写真