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国後島 極東発展省副大臣が社会資本整備の状況視察「2016年以降、600億ルーブルが投資された」

ロシア極東・北極圏発展省のエルビラ・ヌルガリエワ副大臣20日国後島を訪問し、クリル諸島社会経済発展プログラム(2016-2025)に基づく社会資本整備の現状を確認した。南クリル地区のユーリ・ボルドフ第一副市長、ナタリア・サボチキナ副市長が同行した。副大臣はユジノクリリスク(古釜布)の地区中央病院、幼稚園、中等学校に加え、郷土博物館や文化の家、アファリナスポーツ複合施設をはじめ、現在建設中の美術学校や博物館が入る文化センターも視察した。さらに、ゴロブニノ(泊)とドゥボボエにある医療・産科センターと新築されたばかりのゴロブニノの中等学校・幼稚園も訪問。「クリル発展プログラムと大統領補助金プログラムに基づいて建設された十数施設を視察したが、すべて功裏に実施されている。2016年以降、クリル諸島(※北方四島を含む千島列島)の開発には約600億ルーブルが投資されている」と評価した。副大臣は、国後島色丹島で計画されている地方内務省(警察署)、地区中央病院、道路舗装工事について、2025年までに完成すると明言した。(kurilnews.ru 2023/9/22)