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「悪質業者や役人の過失で住民が苦しむべきではない」と知事は言った

ロシア連邦検察庁副検事総長がクリル諸島社会経済発展プログラムに基づく社会施設が契約通りに完成していない状況を厳しく指弾したことを受けて、サハリン州のリマレンコ知事は「この指摘を全面的に支持する。請負業者や役人の過失のために住民が苦しむべきではない」と述べた。知事は、デメシン副検事総長と共に国後島を訪問していた。住宅建設などの重要な社会施設が作業が遅れ、工期が過ぎても引き渡しが出来ない事案が相次いでいることから、国後島の現場を視察した上で、会議を開いた。この中で副検事総長はユジノクリリスク(古釜布)で建設中のアパート2棟の引き渡しが期限に間に合わなかったと指摘し、州の建設大臣を叱責した。知事は会議後に「私は、この指摘を全面的に支持する。作業が予定より遅れることは受け入れられない。悪意のある請負業者や複雑なロジスティクスについての言い訳は聞き飽きた。州は住民に質の高い社会インフラを提供する必要があり、資金を割り当てるだけではだめだ。建設工事の各段階で厳しく管理する必要がある。今日、クリル諸島は特に注目されている地域だということを忘れてはいけない」とSNSに書き込んだ。(astv.ru 2022/7/15)

国後島を視察するリマレンコ知事(左)とデメシン副検事総長