ロシア教育科学省が主催するイベント「ロシア人民のワルツ」をPRする垂れ幕にはロシア地図がデザインされているが、またしてもクリル諸島(北方四島を含む千島列島)がすっぽり抜け落ちている。先ごろロシア下院議員が、クリル諸島をロシア領と表記していない地図の制作者を罰する法改正案を提案したが、まずは連邦政府職員の活動に注意を払うべきだろう。イベントは「ワルツを通してロシア国民の団結を示し、民族間の関係を強化することを目的」に9月21日に全ロシア博覧センターで開催されるが、同センターのウエブサイトにも問題の地図が掲載されている。資料を調整する他の多くの重要な組織も、この重大な間違いに気づかなかった。(サハリン・インフォ2022/9/18)
