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アスファルト舗装、医師の確保、野良犬対策…国後島の住民は知事に「3ダース」の質問を浴びせた

国後島の住民は、ユジノクリリスク(古釜布)で行われたサハリン州のリマレンコ知事との対話集会で3ダースもの質問を浴びせた。住民の1人は「地区病院には内分泌、神経内科、心臓の専門医が必要だ」と医療体制について質問した。知事は「住民の健康は私たちの優先事項だ。州では医療関係者を誘致するために多くの作業が行われている。国後島も令買いではなく、必要なすべてのスペシャリストが提供される。最近、往診する医師のために2台の新しい車が地区に配置された」と述べた。クズネツォフ保健大臣は「南クリル地区中央病院に新しい院長が任命された。1週間後、ユジノサハリンスクから眼科医、心臓専門医が到着する。常勤医が見つかるまで専門医を派遣する」と答えた。別の住民はユジノクリリスクからオトラダ村(近布内)までの道路の舗装について質した。行政府は、4kmの道路のアスファルト舗装は来年開始され2024年に完成するとし回答。「庭には野良犬がたくさんいて、時々家を出るのが怖い」と訴えた住民もいた。ゴミレフスキー市長は「野良犬用のシェルター施設の設計業務に関する入札を準備している。来年には建設が始まる」と回答した。(astv.ru 2022/7/15)