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サハリンの氷上釣り 「氷警戒情報が遅すぎて役に立たない」と釣り人不満

氷上釣りのシーズンを迎えたサハリンで、緊急事態省からSMSで送信される氷警戒情報が遅すぎると不満が広がっている。ある釣り人によると「1月21日に氷警報を受け取ったのは午後3時28分、1月22日は午後5時に届いた。その時間にはすでに釣りをしており、氷が危険な状態なら遅すぎだろう」と話した。緊急事態省のサハリン当局者は「情報が遅れるのは水文気象監視局からの情報が遅いからだ」と説明。一方の監視局は「予測は12時までに準備が出来るが、はっきりしない場合は協議が必要になる」と述べ、結局午後になるという。1月20日には、マカロフ地区で釣り人8人が乗っていた氷が割れ、海に流される事故が起きた。救助のためハバロフスクから緊急事態省のヘリコプターが出動した。ちなみに、こうした救助にかかる経費を誰が支払うべきかを問う調査によると、63%は釣り人自身、24%が州政府、13%は魚で支払うべきと回答した。(astv.ru 2021/1/25)

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