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国後島でも新型コロナウイルス対策 「日本から到着したすべての船員は体温管理にパスしている」南クリル市長

北方四島の話題

 南クリル行政府2020/3/4

国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル都市管区のブラセンコ市長は、新型コロナウイルス感染に関して、住民に声明を発表した。「モスクワで新型コロナウイルス感染症の事例が確認されたというニュースは人々にパニックを引き起こしています。状況が驚くべきものであることは明らかです。しかし、南クリル地区行政府は、世界で広がりを見せる新型コロナウイルスに関連して対策を講じています。 民間防衛および緊急事態部門を通じて、医療用マスクと防護服が購入されました。ロシア連邦消費者権利擁護・厚生領域監督庁(ロスポトレブナゾール)は南クリル地域での流行を防ぐためにセキュリティ対策を強化しました。日本から到着したすべての船員は、サーモカメラを使用した体温管理に合格しています。 船舶の衛生検疫措置に関するすべてのデータは、ロスポトレブナゾールによって記録管理されています。ロスポトレブナゾールの職員は、日本から入港するすべての船舶をチェックしています。急性呼吸器ウイルス感染の兆候がわずかに疑われる人は、すぐに検査と検疫に送られます。南クリル地区住民の皆さんには、パニックにならず、必要な予防措置に従うようお願いします。私はこの状況を自分の管理下に置いています」

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