北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-08-19から1日間の記事一覧

「陸揚庫」が昭和10年頃の建築と推定された3つの理由

(文化庁の報道発表資料) 国の登録有形文化財となる根室と国後島をつないでいた海底電信線の根室側「陸揚庫」は、「とりあえず」昭和10年頃の建築物として登録される。「とりあえず」というのは、陸揚庫がいつ建てられたのかを示す文献資料は見つかっておらず…

択捉島・瀬石温泉 8,000万ルーブルでディーゼル発電をリニューアル 軍居住区に電力を安定供給

2021--2022年の暖房シーズンに備えて、択捉島の軍の町、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)でディーゼル発電所の修理が行われた。軍の居住区に対する電力供給を改善するため、国防省の指示でディーゼル発電所(133番)のオーバーホールが決定した。費用は8,000万…

択捉島の地区議会 免税制度導入で自治体収入の減少を懸念

択捉島で活動する企業に対する免税制度が導入された場合、自治体の予算がどのように補填されるのか--。択捉島を管轄するクリル地区議会で会議が開かれ、ミシュスティン首相が打ち上げた免税制度について、択捉島を訪問中のカルロフ下院議員と話し合った。ベ…

経済特区TOR「クリル」の領域を拡大 パラムシル島など北クリル9島を追加指定

ロシア政府は税金や保険料の軽減、関税手続きの無料化、外国人雇用の簡素化など優遇措置が受けられる経済特区TOR(優先的社会経済発展区域)について、色丹島を中心に設定されているTOR「クリル」の領域拡大を決定した。TORクリルでは、新しいプロジェクトを支…

国後島・古釜布で急性呼吸器ウイルス感染症急増、新型コロナを発症する患者も

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、ここ数週間、急性呼吸器ウイルス感染症患者が増加している。地区中央病院には、毎日3~4人が肺炎で入院している。南クリル地区行政府によると、肺炎あるいは新型コロナウイルス感染が疑われる患者が7月に6人、8月に9人が…