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国後島自由訪問を地元記者が報道 「高齢者にとっては、これが最後のお墓参りになるかもしれない」

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/6/24 

 ※国後島の新聞「国境にて」のキセイリョフ氏の記事です。

48人の日本人高齢者(※正確には元島民ら団員38名、同行者11名)が2日間国後島で過ごした。3人は94歳(※正確には最高齢94歳が1人、93歳が1人)、10人が80代、残りは65歳から80歳(※正確には元島民関係者の最年少は33歳)。彼らは日本の6県からビザなし渡航の枠組みの1つである自由訪問でやって来た。1人は体調不良のため、国後島に上陸することが出来なかった。彼らは居住地跡や先祖が埋葬された墓地を訪ね、お参りした。銃を持ったロシア人ハンターが同行した。今、国後島にはクマが頻繁に出没するからだ。最終日の夜、夕食交流会で高齢者の1人は受け入れをした行政府や国境警備隊に感謝の気持ちを表した。その高齢者にとっては最後のお墓参りになるのではないだろうか。6月24日、訪問団は根室に戻った。1カ月前、国後島をビザなし交流で訪れた日本の若い国会議員は、酒に酔って戦争で島を取り戻すしかないと発言した。今回の訪問団は強い酒を飲むことを禁じられた。(※特に禁じられたことはない。ロシア側の方々とウオッカで乾杯している。ただ、互いに尊敬の念を抱き節度を持って飲んだ)

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93歳の元島民Sさん、杖を突きながら墓参りをした

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メインで写っている、この三人はNさん三兄弟

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