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南クリル地区の2019年予算 国の財政悪化の影響で前年比1割減

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2018/11/26

国後島色丹島歯舞群島を管轄する南クリル地区行政府は2019年の予算案と2021年と2022年の予算規模の見通しを公表した。住民は12月6日から19日まで郵送かメールで意見を表明することが出来る。2019年予算の収入は22億5,900万ルーブルで、うち自前の税収は5億2,000万ルーブル(※記事中では52万ルーブルとなっているが、単位の誤りと考えられる)となっている。国家財政が悪化していることを受け、予算額は前年から2億7,700万ルーブルも減少した。20年は17億6,000万ルーブル、22年は9億1,000万ルーブルと大幅に減少しているが、現時点で国や州からの補助額が見通せないことから、確実な資金だけを計上したことによる。南クリル地区の主要課題は交通アクセスだが、色丹島のクラボザボツコエ(アナマ)とマロクリリスコエ(斜古丹)間のバス輸送に790万ルーブル国後島色丹島間の輸送に9,600万ルーブルを計上。道路整備は1億6,700万ルーブル、建設費は発電所の再構築などに2億2,500万ルーブルを充てる。文化関係は1億5,300万ルーブル、スポーツ関連に9,900万ルーブル。社会政策はわずか6,700万ルーブルで、もろに予算削減の影響を受けた。住宅関連が6億7,600万ルーブル、教育関連が6億1,200万ルーブルとなっている。

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