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富山・入善町の中学生 北方領土の元島民から生活学ぶ

戦後、北方領土から引き揚げてきた人が多い入善町で、中学生たちが元島民から現地での生活ぶりなどを学びました。富山県は、北方領土から引き揚げてきた人が都道府県別で北海道に次いで2番目に多く、そのほとんどが、黒部市入善町の人たちだということです。16日は元島民の人などが、入善西中学校を訪れ2年生に、かつて歯舞群島などでコンブ漁をしていたことなど歴史や当時の暮らしを写真やイラストなどを交えて伝えていました。また、生徒たちは当時の暮らしや文化について質問するなどして、北方領土について興味深そうに学んでいました。学習を終えた女子生徒は「元島民の人の話を聞いて、北方領土でも方言があることに驚きました。もっと深く北方領土について学んでいきたいです」と話していました。千島歯舞群島諸島居住者連盟富山支部の濱松禎高支部長は「北方領土問題について知らない人たちが増えているので、当時の暮らしなどを伝え、関心を持ってもらいたいです」と話していました。(NHK富山NEWS WEB 2024/2/16)

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