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択捉島・紗那 道路を除雪しない行政に不満--「そこは道路じゃない」と行政

択捉島リリスク(紗那)のギドロストロエフスカヤ通りの住民は、大雪から2日経っても、道路の除雪が行われていないと地元行政に苦情を申し立てている。「気分は最悪。明日はまた吹雪になるだろう。前回の降雪の後、誰も除雪しない道路を私たちは歩いている」と住民。このような状況になっている理由は、この道路が正式には存在していないためだ。地元住民によると、道路は来年にも「道路」として登録されるという。一方で、5年前から土地区画が整備され、少し前にも住宅用地が2人の住民に与えられたばかり。クリル地区行政府は「道路は書類上存在しないが、住民は自宅まで問題なく到達できる」と保証した。ボリセンコ副市長は「2024年から2026年にかけて予算が確保できれば、砕石で埋められた道路の建設が検討されるだろう」と話している。ギドロストロエフスカヤ通りの住民は、地元検察庁がなぜこの問題に介入しないのか疑問に思っている。そうすればこの通りでの道路建設が加速する可能性がある。(citysakh.ru 2024/1/14)