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国後島・古釜布「友好の家」の前に突如キャンプ場が出現 地元住民から苦情

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の中心部に突如テントキャンプが出現し、地元住民との間で摩擦を生じている。テレグラムチャンネル「Shikotan Telegraph」に投稿された動画によると、場所は地区中央広場に近い「友好の家」前で、若者たちがテントを張り、洗濯物を干すなどやりたい放題。地元住民は「ホテルに空きがなくなったか、観光客が宿泊費を節約することに決めたのか?」「なぜ手すりに衣類を干したり、玄関前を物で埋め尽くしたりする必要があったのか? 他の場所を見つけることはできなかったのか? 他の人のことも考える必要がある」と苦言を呈した。astv.ruが調べたところ、テントを張った若者たちはサハリン大学の観光クラブの学生たちだった。ホテルになっている「友好の家」は7日、サハリン行の便が欠航したため島に残された観光客と事前に予約していた宿泊客で満室だったのは事実。その後、学生たちはハイキングに出掛けており、通信圏外にいるため連絡が取れない状況だ。サハリン州政府のラザレフ観光大臣は「学生たちは、観光クラブのニーナ・カソワ会長に付き添われてクリル諸島に観光に行った。私自身、ニーナとそのチームに同行して何度も旅行に行ったことがあるが、彼女は有能な専門家であり、さまざまなレベルの複雑な旅行の準備に特別な注意を払っている。したがって、住民のコメントが状況の正しい現実を反映しているわけではないと確信している。学生たちと連絡がとれるようになったら、すべて明らかになるだろう」とコメントした。(astv.ru2023/8/8)

https://youtu.be/Y7EH-XBOok8