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国後島・古釜布 警察犬がコンクリートに埋められた遺体を発見 

国後島で出稼ぎの外国人が殺害され、床下のコンクリートに埋められた事件の詳細が分かってきた。5月24日、住宅建設現場で働いているキルギス出身の男からサハリン州内務当局に通報があった。「同じ現場で働いていた親戚の男性が行方不明になっている。4月にキルギスに戻ると言っていたが、1カ月経っても帰国しておらず、連絡がとれない」--。行方不明者は、通報してきた44歳の親戚の男と一緒に国後島で民家の建設に従事していた。通報者によると、親戚の男性は4月22日に国後島のメンデレーヴォ空港へ向かい、ユジノサハリンスク経由で帰国したという。しかし、捜査官は、男性がユジノクリリスクを離れていないことを確認し、犯罪に巻き込まれたと考えた。ロシア内務省サハリン州刑事捜査局の職員が、警察犬と共に国後島に飛んだ。コルサコフ地区の内務捜査官、法医学捜査官も同行していた。「行方不明者と、通報してきた男が建てた家の一室を調べたところ、警察犬は行方不明者の臭いを嗅ぎつけた。捜査官はリノリウムの下のコンクリートが他の部分と明らかに異なっていることを発見した。コンクリートを掘ると、毛布でくるまれ、その上からビニールで覆われた状態で遺体が出てきた」と刑事捜査局広報部長は説明した。捜査の結果、通報してきた男が殺害に関与していたことが判明。「被害者は頻繁にアルコールを乱用し、仕事にも問題があったため、2人はしばしば衝突していた。口論の末、容疑者が被害者の頭などを複数回殴ったことが原因で、男性はその場で死亡した」と捜査官はいう。男は、重大な身体的危害を故意に加え、過失により被害者を死亡させたとして、起訴された。(sakh online 2023/6/7)

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