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国後島、色丹島 コロナ対策で116人が自宅で強制隔離 違反事案6件発生

北方四島の話題

 南クリル行政府2020/4/17

ロスポトレブナドゾル(連邦消費者権利保護・福祉監督庁)南クリル事務所のリュドミラ・トカレンコ所長が国後島色丹島の新型コロナ対策について現状を語った。ロシア連邦の他の地域からサハリン本島に到着した市民に対しては少なくとも14日間の隔離命令が出され、その後、国後島のユジノクリリスク(古釜布)に到着すると、さらに14日間の隔離命令が出される。現在までに、南クリル地区(国後島色丹島歯舞群島)で自宅での隔離を義務づけられている人は116人となっている。地区では、隔離命令に違反する事案が6件発生し、合計66,000ルーブルの罰金が科せられた。南クリル地区では、感染症が島に持ち込まれるのを防ぐために、ユジノクリリスクの海上ターミナルで検疫管理を行っている。船舶が入港すると、船長は船内で14日間の隔離を命じられる。すべての乗組員は上陸や第三者との接触が禁止される。乗組員は病気の徴候について検査され、携帯型熱画像装置で体温検査を受けている。外国の港を訪問していない船の場合、隔離命令は出ない。

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