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根室で流氷初日 2023年より10日早く

 根室市と市観光協会は7日、根室沖の流氷を今季初めて観測し、「流氷初日」を迎えたと発表した。平年よりも4日早く、昨年より10日早い観測となった。(北海道新聞デジタル2024/2/7)

 この日は午前9時ごろ、担当者らが市役所展望室から双眼鏡を使ってオホーツク海側に広がる流氷を確認した。根室市沿岸から5~15キロ付近にあると推測される。

 観測に協力している市内在住の元気象庁職員、船山岩雄さんは「今季は北よりの風が吹く日が多く、流氷が順調に南下した」という。市商工労働観光課は「7日は『北方領土の日』。北方領土を間近に感じながら、根室の冬の景色を楽しんでほしい」としている。

 根室での流氷観測は、根室測候所が2010年に廃止となり、11年から市などが独自に実施している。(先川ひとみ)

根室市展望室から根室港方面の海上に見えた流氷