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択捉島を管轄するクリル地区市長選び サハリン政府側選考委員欠席で、また延期

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/1/15他

択捉島などを管轄するクリル都市管区の市長を選ぶ選考委員会が15日開かれることになっていたが、サハリン州側の委員3人が事前連絡なしに欠席したため、選考委員会は1月22日に延期となった。選考委員は、クリル地区議会議員2名、択捉島の新聞「赤い灯台」の代表者1名が択捉島側委員として選出され、残る3人はサハリン州政府から選ばれている。この日はサハリン州側の3委員が欠席。Sakh.comが欠席者に連絡を取ったところ、1人は「州議会の会合があったため」とし、別の1人は「択捉島への旅行命令が上司によって取り消されたため」と話した。残る1人は「航空チケットの購入に問題があった」と語った。市長選考は数か月前に行われるはずだったが、選考委員を指名するサハリン州知事が長期間不在だったため、選考委員会を開く事ができなかった。やっと昨年12月、新たな知事代行が決定し選考委員が指名され、1月15日に選考委員会が開かれることが決まった。

※サハリン・クリル通信によると、クリル地区市長候補としてレイドヴォ(別飛)村長のリュドミラ・シニツィーナと市長代行を務めるワジム・ロコトフの2人が指名されている。