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択捉島などを管轄するクリル市長にワジム・ロコトフ氏を選出

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/2/15

択捉島、得撫島などを管轄するクリル都市管区の新しい市長にワジム・ロコトフ市長代行が選出された。1月13日に、再三延期となっていた選考委員会が開催され、候補に挙がっていたロコトフ氏とレイドゥボ村(別飛)のリュドミラ・シニツィーナ村長がそれぞれの公約をプレゼンテーション。15日にはクリル地区議員総会が開催され、投票の結果ロコトフ市長代行が選ばれた。ロコトフ市長代行は1965年サハリン州ドンスクの生まれ。極東州立大学などを卒業後、木材会社に就職。軍隊を経て紙パルプ工場に勤務した後、1993年から2015年までサハリン州政府で働いた。2017年10月からクリル地区市長代行を務めている。ロコトフ市長代行は自身の公約「クリル地区の輝かしい未来への5つのステップ」の中で、①老朽化した住宅の建て替えを進め生活の質的向上を図る②クリリスク(紗那)と地方を結ぶ道路のアスファルト化③紗那、別飛での社会施設の整備④瀬石温泉地区における大規模プロジェクトの実施⑤ゴルノエ地区住民の移転・再定住---などを挙げ、5年の任期中に実現するとしている。

 

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新しい市長に選ばれたロコトフ氏とリュドミラ氏(左)

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