北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2021-09-28から1日間の記事一覧

国後島 許可証なしに国境地帯に入った男に罰金500ルーブル

国後島を管轄する南クリル地方裁判所は、通行許可証(パス)を持たないで、国後島内の国境地帯に立ち入った男に罰金500ルーブルを科した。裁判所の記録によると、男は今年3月28日午前11時30分ころ、国境地帯に属するユジノクリリスク(古釜布)—ゴロブニノ(泊)高…

新造フェリーが10月1日、サハリン--四島航路に就航 片道3,225ルーブル

新造フェリー「パベル・レオ―ノフ」号が10月1日、サハリン--南クリル諸島(※北方四島)航路に就航する。同日コルサコフ港を出港し翌日、択捉島クリリスク(紗那)に到着する。パベル・レオ―ノフは同航路に就航する3隻目のフェリー。リマレンコ知事は「サハリンと…

ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記がサハリン訪問 極東の安全保障問題を協議

ロシア連邦安全保障会議のニコライ・パトルシェフ書記は9月28日から29日にユジノサハリンスクを訪問する。パトルシェフ書記長は、極東連邦管区を構成する地域の首脳を集めて、ロシア東部の国家安全保障問題について話し合う。(astv.ru 2021/9/28)

サハリンエナジー 10月初旬に最初のカーボンニュートラルLNGを日本に輸出

サハリンエナジーと日本企業の東邦ガスは、サハリン石油ガス2021極東エネルギーフォーラムで、脱炭素化の分野での協力に関する協定に調印した。これにより、サハリン2プロジェクトから最初のカーボンニュートラル液化天然ガス(LNG)が10月初旬に八日市港の知…

「択捉島では乳製品が不足している」と2児の母であるブロガーは嘆いた

択捉島在住のブロガーで、2児の母親でもあるナウモフさんは、島では乳製品がひどく不足していると書いている。乳製品は月に数回、島外から輸送される。「フェリーが着くと、人々はすぐに買い物に行く。船が到着した日に行かないと、乳製品なしで過ごすはめに…

「元島民の気持ちに応えたい」千島連盟羅臼支部が独自の洋上慰霊へ

「2年も古里に帰れず、じくじたる思いだった。全国にいる北方領土の元島民や親族の気持ちにも応えたい」―。千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部の鈴木日出男支部長(69)は27日、先祖の洋上慰霊を10月6日に独自で行うと発表し、新型コロナウ…

北方四島の元島民ら洋上慰霊へ 千島連盟支部と羅臼町10月6日に独自実施

千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部と根室管内羅臼町は27日、北方領土元島民らを乗せた船で根室海峡の日ロ中間ラインに近づき先祖を供養する「洋上慰霊」を、10月6日に行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大でビザなし渡航の中止が続…

島の「語り部」育成停滞 後継世代コロナ禍で活動減、経験積めず 元島民高齢化「実践の場もっと」

北方領土の元島民の平均年齢が86歳を超える中、元島民らが島の記憶を語り継ぐ「語り部」の子や孫世代への引き継が停滞している。語り部としての派遣の要望が元島民に集中したり、新型コロナウイルス禍で活動制限を受けたりして、後継者世代が経験を積む場が…