北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2020-10-28から1日間の記事一覧

11月3日から南クリル地区は市長が不在になる

辞任を表明した南クリル地区のブラセンコ市長。11月3日から国後島、色丹島を管轄する行政トップが不在になる。今のところ後任市長が誰になるのか全く不透明だ。第一副市長のエリザヴェータ・アンドレーヴァ氏は自身に関する刑事事件で捜査を受ける身で、政権…

国後、色丹を管轄する南クリル地区のブラセンコ市長が辞職

サハリン州のリマレンコ知事は自身のSNSを通じて、「南クリル都市管区のビャチェスラフ・ブラセンコ市長が彼自身の事情で辞表を提出した」と発表した。知事は「南クリル地区ではかなり困難な状況が発生してする。これは市長の活動の結果である。最近の検察官…

プチャーチン提督の胸像リニューアル サハリン

日露通好条約のロシア側全権を務めたエフィーム・プチャーチンの記念碑が修復された。この記念碑はユジノサハリンスク市内にあるノヴォアレクサンドロフスク地区の130周年を記念して、1999年に子供芸術学校前に設置された。市内に15ある歴史文化モニュメント…

今シーズン最後の遺骨収集でソ連兵の遺体発掘 9月には日本兵の遺骨の断片も発見

1945年8月の日本軍との戦闘で戦死した兵士の遺骨などを収集しているサハリンの「捜索運動」による今シーズン最後の発掘調査がスミルヌイフ地区で行われている。10月26日には金属探知機によって地中に埋まっていたソ連兵のヘルメットを発見。さらに掘り進め、…

北方四島海域のイワシの推奨漁獲量7.5万トン増の32.5万トンに

ロシア連邦漁業庁は南クリル諸島海域でのイワシの推奨漁獲量をそれまでの25万トンから7万5000トン増やし、32万5000トンに設定した。チンロの資源量調査に基づく提案を承認した。南クリル諸島海域では、今年のイワシの漁獲量は4万トンを超えている。(サハリン…

国後島、色丹島、択捉島の人口は自然増 2020年上半期

北方四島を含むサハリン州の2020年1月--8月期の統計によると、出生数3,589人、死亡数4,036人となり、自然減が447人となった。2019年同時期は282人だった。18ある都市管区(市)のうち、自然増を記録したのは国後島・色丹島などを管轄する南クリル都市管区、択…