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択捉島 コサック協会が留別近郊に入植地建設を計画 伝統的な生活と文化を保存

択捉島に最近、コサック協会が設立された。約20人のメンバーが水産加工会社コンチネントのもとで、孵化場に通じる河川での密漁監視などの警備業務に当たっている。隊長のドミトリー・イワンチコフ氏は「私たちには非営利団体だが、国家に登録されている。来年にはクイビシェフスコエ湖(留別近郊のラウス沼)周辺に活動拠点となる入植地を建設する」という。イワンチコフ氏によると、「コサックは水域だけでなく国境も守り、武器を持つ権利を有し、昔から国家を守る立場にあった」といい、今後活動分野を広げる考えだ。(「赤い灯台」2023/9/1)