色丹島 船長が出漁拒否したオストロブノイ所有のトロール漁船 運輸当局が安全性を調査

❐北方四島の話題

　サハリン・インフォ2019/11/19

色丹島の漁業会社オストロブノイが所有するトロール漁船「オストロブノイ-11」の船長らが機関や船体の安全性に問題があるとして、出漁を拒否している問題で、サハリン運輸検察局は漁船の安全性関する調査に乗り出した。船長らは操舵装置の誤作動やアンカーの故障、船体の穴の修理が不十分なことから、厳冬期のオホーツク海北部での操業は危険だと判断した。「会社はお金稼ぐことしか考えていない。出漁すれば最後の航海になるかもしれない」と訴えている。