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択捉島 サハリンからの航空運賃値下げで観光客などの入り込み増を期待

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/3/20

サハリンと択捉島国後島間の航空運賃は州内に住民登録がある場合、州政府が補助金を出して負担を軽減しているが、4月から住民登録に関係なくすべての利用客に適用されることになり、択捉島では観光客など航空機を利用した来島者が増えると期待されている。3月19日、チケット販売が始まった択捉島リリスク(紗那)のオーロラ航空事務所前には、チケットを求める行列ができ、ホットケーキのように売れた。ある島民は「島外で暮らしている両親のためにチケットを買いに来た。20年島で暮らした両親は、再び島を訪ねたいと望んでいたが運賃が高くて来られなかった」と話した。非居住者向けの航空運賃の下落は、サケマスなどの漁期に毎年数百人を択捉島に連れてきている漁業会社にも恩恵をもたらす。「これまで労働者を船で輸送していたが、船賃との価格がほぼ同じになったので、飛行機を利用する。今年5月には技術者やコックを含め300人の労働者が来島する」と担当者は語る。さらに、地元行政は観光客の増加を期待している。昨年、島内の旅行会社を通じて訪れた観光客は外国人客を含めて504人だった。