北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

2022-06-02から1日間の記事一覧

国後島・古釜布でナイト・ライブラリー開催 5つの先住民族の文化学ぶ

国後島のクリル自然保護区の環境教育部門と南クリル中央図書館の共催で5月28日、「ロシアの人々の文化遺産の年」にちなんだナイト・ライブラリー(夜の図書館)が開催され、参加者はサハリン州の5つの先住民族の文様などを描きながら豊かな文化を学んだ。サハ…

サハリンとクリル住民 79%がプーチン大統領支持 42%が制裁の影響なしと回答

全ロシア世論調査センターによると、サハリンとクリル諸島の住民を対象にした調査で、回答者の79%がプーチン大統領を信頼していると答えた。ウクライナでの特別軍事作戦について大統領の決定を支持するとした人は77%だった。さらに、欧米の経済制裁の影響に…

サハリン税関「1ドル銀貨は文化財」 100年前の銀貨34枚を無許可で持ち出そうした米国人を捜査

サハリン税関は東京便に乗ろうとしていたアメリカ人の荷物から、古い米国貨幣などを発見し、文化財を持ち出す許可を得ないで持ち出そうとしたとして、刑事訴訟を提起した。ユジノサハリンスク空港の税関官がスーツケースをX線装置で検査したところ、100年以…

ヘリ旅客便毎日運航へ 北クリル・セベロ--カムチャツカ 片道3,100ルーブル

オーロラ航空は、6月16日から9月29日まで、北クリルのセベロクリリスク(パラムシル島)--ペトロパブロフスク・カムチャツキー(カムチャツカ地方)間でHi-8ヘリコプターによる旅客便を追加し、毎日1往復の運航とする。オーロラ航空は現在、アビアシェルフ航空と…

「島名変更には国民投票が必要だ」--サハリン州副知事

「サハリン州の現在の名称は、サハリン州の憲章とロシア連邦憲法によって規定されている。名称変更は国民投票によってのみ可能であり、その手続きは連邦法によって厳密に決められている。現時点で名称変更を検討すべきイニシアチブはない」--サハリン州のア…

サハリン2の日本企業に制裁か制限を科す可能性 ロシア下院委員長

ロシア下院エネルギー委員会のパベル・ザバルニー委員長は、「サハリン2」に権益を有している日本企業に対して「近い将来、制限が形成される可能性がある」と述べた。「ロシアに制裁を科しているサハリン2プロジェクトの参加者に対する制裁をどうするか。プ…

千島列島沿岸でサケの調査実施 太平洋ではサバ、イワシも調査

太平洋漁業技術研究開発センター(TINRO)の調査船がクリル諸島(千島列島)の沿岸で、産卵前のサケの状態や遡上時期を探るため調査に出発した。サハリン州水産庁によると、プランクトンに関するデータなどを収集するとともに、太平洋のロシア海域でイワシとサバ…

北方四島の名称変更「国の歴史の重要な部分を拒否し、記憶から消し去ることになる」--ロシア正教の大司祭

ロシア正教会の北方四島を含むクリル教区を管轄するヴィクトル・ゴルバチ大司祭が択捉島、国後島、色丹島の名称を日露戦争時の軍艦や司令官の名前に変更しようとする提案について見解を述べた。「クリル諸島がサハリンの一部であり、ロシアの領土であること…

日本 ロシアからの観光客の受け入れを再開 6月10日から

日本は6月10日から、ロシアを含めた外国人観光客の受け入れを再開する。ロシアは感染リスクが最も低いとされる「青」グループに入っており、抗原検査とワクチン接種証明書の提示が免除される。ただし、日本の旅行会社など受け入れ責任者が入国者健康確認シス…