北方領土の話題と最新事情

北方領土の今を伝えるニュースや島の最新事情などを紹介しています。

択捉島の軍の町、瀬石温泉にショッピングセンター 11月末にオープン

択捉島の軍の町ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)に11月末、地元農産物や日用品などを販売する「ファーマーズ・プロダクツ」2号店がオープンする。店舗を開設し運営するのは地元の漁業・水産企業コンチネントのグループ企業のコンチネント・アグロ、農民農場「ブクスプリロディ」など。択捉島で生産される農産物をはじめ菓子、魚製品、燻製肉などのほか、自家製アイスクリームも販売。併せて日用品40アイテム以上をそろえる。コンチネント・アグロのヴァレリー・オクセンニュク代表は「食料品から日用品まで、手頃な価格と優れた品質で購入できるソーシャルストアを目指している」と話す。(クラスヌイ・マヤーク2021/10/21)

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著名な作曲家で歌手のスルツキーが国後島と色丹島でコンサートを開いた

10月19日、国後島ユジノクリリスク(古釜布)の文化会館で有名な作曲家で歌手のイーゴリ・スルツキーのコンサートが開かれた。サハリンのアレクサンドロフスク・サハリンスキーの生まれ。詰めかけた観客は、スルツキーの歌とサハリンの演奏家セルゲイ・ルキヤネンコの演奏に大満足だった。10月20日は、色丹島のクラボザボツコエ(穴澗)の文化の家でコンサートが予定されている。(kurilnews.ru 2021/10/22)

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国後島・古釜布 酒を買う金欲しさに建築現場から工具盗んだ男を逮捕

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の警察は、集合住宅の建築現場に忍び込み、工具などを盗んだ47歳の男を逮捕した。男は数カ月、この建築現場で働いており、工具などがどこに置いてあるか把握していた。建物のドアが施錠されていたことから、男は足場を通り抜けて、フィルムで覆われた窓から侵入した。犯行前、男は仕事に行かなくなり、酒を買う金欲しさに盗みを働いた。被害額は2万9,000ルーブル。(astv.ru 2021/10/22)

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国後島の60歳の男性 ドクターヘリを待って4日目 昏睡状態、死の淵に

脳卒中を起こし、昏睡状態に陥った国後島の60歳の男性が、サハリンの病院に搬送されるのを待って4日目を迎えた。時間的猶予は1日ではなく数時間とみられ、死の淵にたたされている。ドクターヘリは1機しかないうえ、悪天候が重なってしまった。患者の妻は「夫は死にかけている。人工呼吸器をつけて集中治療を受けている間に脳卒中を起こした。毎日、ドクターヘリが来ると言われるが、天気が悪くて飛ばなかっている。ヘリが迎えに来てくれた人は幸運だ」と話した。サハリン州保健省は、取材に対して、「ドクターヘリは平均して毎日2回の救急搬送を行っている。搬送の判断は患者の状態と搬送に耐えられるかによる。最終決定は救急隊員と医師によって行われる。国後島の患者についてはサハリンの病院に入院が決定したが、患者の容体が不安定で、悪天候も重なり、輸送が困難だった。彼の状態と天候が許せばすぐに搬送される」と説明した。ドクターヘリは先日も悪天候のため、新型コロナに感染し重篤な状態に陥った色丹島の患者を搬送できなかった。(サハリン・インフォ2021/10/22)

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国後島・古釜布 再建されたタウンサインと街並みが一緒にフレームに入らない…

国後島ユジノクリリスク(古釜布)市街地への入り口に高さ8.5mのタウンサインが再建されたが、国後島在住のジャーナリスト、オクサナ・リズニッチさんは、写真を撮影する際に、サインと街並みが一緒に写せるような設計になっていないと不満を表明した。ユジノクリリスクの街並みとタウンサインをフレームに入れるためには、道路まで下がって撮影しなければならないという。タウンサインの設置費用は630万ルーブル。(サハリン・クリル通信2021/10/21)

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北方四島の免税制度 コルサコフ港にも適用求める サハリン知事表明

北方四島を含むクリル諸島への免税制度導入に関して、サハリン州のリマレンコ知事はサハリン本島のコルサコフ市を含めるよう求めていく考えを示した。「コルサコフ港は水産物の処理とロシア本土への輸送のための重要なターミナルであり、さらに、ヨーロッパとアジア太平洋を結ぶ北極海航路のハブになる」と述べた。クリル諸島に導入される免税制度は、漁業と水産加工企業に影響を与える。専門家によると、水産加工の生産量は2倍になるとされ、「クリル諸島だけでなく、他の場所で実際の作業を行うことを認める必要がある」と語った。知事によると、クリル諸島の発展を強化するすべての提案は年末までに策定され、連邦政府が承認した後、立法作業が開始される。(サハリン・クリル通信2021/10/21)

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北方四島含むサハリン州 30日--11月7日まで休業 60歳以上やワクチン未接種者は自宅で自己隔離

ロシア全土での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、サハリン州のユシュチュク副首相は北方四島を含むサハリン州全域で10月30日から11月7日までを休業日とし、60歳以上の住民や慢性疾患がある人、ワクチン接種を受けていない人は自宅で自己隔離するよう求めた。(サハリン・クリル通信2021/10/22)

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