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北方四島航空路線 大幅増便 サハリン--択捉島線は週14便に倍増

観光客の急増により、北方四島の住民が航空チケットを購入できない問題で、サハリン州のリマレンコ知事は今夏、サハリンと択捉島国後島を結ぶ路線を大幅に増便することを決定した。択捉島便は現在、週7便(毎日1往復)運航されているが、6月から2便追加。さらに7月からは週14便(毎日2往復)に倍増させる。また、国後島便は7月から、現状週7便から10便に増やす予定。「クリル諸島の住民は、何の障害もなくサハリンまで飛行機で往復できるようになるべきだ。チケットがなくなった場合は、フライトを追加する必要がある」と知事は強調した。2022年のサハリン(ユジノサハリンスク空港)と択捉島国後島路線の旅客輸送は観光客の急増により、8万4,900人と過去最高を記録した。今年はさらに増加すると予想されており、必要に応じて、クリル諸島への海と空の便について増便する。現在、海上輸送は3隻のフェリー「アドミラル・ネヴェルスコイ」、「パベル・レオーノフ」、「イーゴリ・ファルフトジノフ」がコルサコフ港~択捉島国後島色丹島間で運航している。択捉島便は毎月最大12便、国後島便は最大16便、色丹島便は最大17便運航されている。(astv.ru 2023/5/16)