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色丹島 「日本が希望丸の修理を受け入れるかどうかの懸念があった」

10年以上にわたり、日本人から寄贈された2隻の自航式はしけ(※希望丸と友好丸)が色丹島国後島の間を走っている。当初1隻目は国後島に、2隻目は色丹島に割り当てられたが、その後、南クリル地区行政府は両方の船を国後島ユジノクリリスク(古釜布)に集約した。わが国には、日本の贈り物に代わるものはなかった。両方の船は、島の間の旅客および貨物輸送において重要な役割を果たしてきた。しかし、規則によれば、はしけは定期的に修理を受ける必要があり、それは日本でしかできなかった。現在の混沌とした状況と私たちの最も近い隣人による制裁に関連して(そして私たちは北海道の漁師にもいくつかの制裁を課した)、日本人が今年必要な修理のために、はしけを受け入れるかどうかの懸念があった。しかし、ゴミレフスキー市長によると、交渉は成功し、修理はほぼ完了したようだ。「ナジェージュダ(希望丸)」はすぐに「母港」に戻って来る。(ShikotanNews 2023/3/29)

ゴミレフスキー市長のテレグラムチャンネル。希望丸の北海道での修理完了を「朗報」と伝えている