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択捉島リゾート建設 西側諸国の制裁が影響 新たな投資家が必要

択捉島でリゾート開発を計画していたバスタ・ディスカバリー社が撤退する方向となり、サハリン州政府観光省は新たな投資家を探している。択捉島バランスキー火山(指臼山)に200億ルーブル以上を投資して、2025年までにホテル、スキー場、温泉施設を整備するもの。同社が計画から離脱することについて、同省は「ロシアに対する西側諸国の制裁により、プロジェクトの実施に必要な資材、設備、機械の確保に困難を生じた」と語った。バスタ・ディスカバリー社はクリル諸島(千島列島)のオネコタン島(温禰古丹島)でも観光開発計画を進めており、こちらは継続されるという。同省はクリル諸島の南部と中央部で宿泊施設を建設する他のプロジェクトが進んでいると付け加えた。「現在、夏の観光シーズンのクリル諸島のホテルの稼働率は98%であり、新たな宿泊施設の整備は観光客の増加に対応するものだ」と話している。(サハリン・メディア2022/12/21)

バランスキー火山の既存の温泉施設