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色丹島灯台で観光客を迎える「ボルガ」収容施設から灯台へ 

色丹島マロクリリスコエ村(斜古丹)にホームレスの犬や猫を一時的に収容する市営の施設がある。犬用ケージは8つの小さな施設。現在7つのケージに犬が収容され、1つは飼犬用に使用されている。また、猫用ケージが1つと散歩スペースがある。彼らは不妊去勢処置を施した後に、元の場所に戻される。ネコの場合、耳に穴が空いていれば、収容施設に保護されたことがある証だ。毎月、少なくとも8匹の犬猫が持ち込まれる。新しい飼い主に引き取られるケースもある。先日、4匹のセントラル・エイジアン・シェパード・ドッグの子犬が持ち込まれた。このうち「ボルガ」と名付けられた1匹は今、島の北東端にあるシュパンベルク灯台(戦前に日本が建設した色丹灯台)に住んでいる。「ボルガ」は観光客が訪れると、頭からつま先までなめまわして歓迎するのが仕事になった。短い尻尾が特徴の猫クリリアンボブテイルなら、一般家庭に引き取られることが多い。冷たいケージから柔らかく暖かいソファへ。その人生が一変する。(サハリン・インフォ2022/10/31)