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国後島の東沸湖付近で初めて営巣・繁殖を確認 ロシアで珍しいミサゴ

国後島にあるクリル自然保護区は、同島南部のペスチノエ湖(東沸湖)付近で、ロシアでは非常に珍しいミサゴの巣を初めて確認した。ロシア連邦とサハリンのレッドデータブックに記載されているミサゴは、春になると国後島でも成鳥が観察されており、巣の材料を運ぶ様子も確認されていたが、巣そのものを見つけることができなかった。ミサゴの巣(直径は約1.5m)はトウヒのてっぺんに造られていた。通常、ミサゴは卵を3個産むが、ペスチノエ湖に生息するミサゴのつがいは1羽のヒナを育てている。つがいの繁殖過程の観察は来シーズンも継続されるが、専門家は「極めて珍しい鳥であり、最大限の注意を払って取り組む必要がある」と話している。(sakh.online 2022/8/18)

https://youtu.be/HQa1vq3INxg