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択捉島 ロコトフ市長が観光客にヒグマ対策を呼び掛ける

択捉島を管轄するクリル地区のロコトフ市長は、レイドヴォ村(別飛)の民家の鶏舎をヒグマが襲った事件に関連して「ヒグマが歩き回っている。川にカラフトマスが遡上しておりヒグマはそこに移動していくだろう。レイドヴォ村では、ヒグマが鶏舎に行く習慣を身につけてしまった。観光客に、特に夜は注意するよう強く勧める」と訴えた。ロコトフ市長によると、島は観光客でにぎわっており、夕方になると行政府は注意を促しているという。また、専門家は、ゴミ出しは夜間ではなく朝にするよう住民に呼びかけている。レイドヴォの鶏舎は昨年もヒグマに襲われ、100羽のニワトリが被害にあった。同一の個体かは不明だが、今年も一晩に2回、同じ鶏舎を襲ったが、対策を講じていたため被害を免れた。(サハリン・クリル通信2022/8/8)

鶏舎を襲ったヒグマ