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知床観光船の遺体引き渡し「日本はプロセスを政治化している」

観光船(KAZU 1)の沈没事故から2カ月。サハリンの海岸とクリル諸島(千島列島)の国後島で3人の遺体が発見された。このうち2人は国後島に、もう1人はサハリンに安置されている。PEサハリン(※「ЧП Сахалин」テレグラム・チャンネルのニュースグループ)によると、日本側は遺体引き取りの費用を負担する準備が出来ていない。また、人道的問題であるにもかかわらず、外交的協力よりも、プロセスを政治問題化している。引き渡しに関して、日本側にはロシア当局が提示した2つの選択肢がある。必要なすべての国境および通関手続きに準拠して日本の民間の船を国後島ユジノクリリスク(古釜布)に入港させること。もう1つはロシア船を傭船すること。しかし、彼らは費用が高額であること、領土問題(北方領土問題)に影響を与えるという理由から、これを拒否した。日本側は、ロシア国境警備隊の船を使用して遺体を境界線上まで搬送し、日本の海上保安庁の船に移す方法を提案している。(Shikotan News 2022/7/4)