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色丹島 放し飼いの牛が庭を占拠 あちこちに糞「ケーキの地雷原」

色丹島でも市街地で放し飼いにされている牛による被害が拡大している。テレグラム・チャンネルShikotan Newsによると、「窓の外に約15頭の牛がやって来る。自分たちの家か納屋にいるように自由に過ごしている。今では庭のいたるところに牛のケーキがある。清潔で手入れの行き届いた中庭は、踏んづけると大変なことになる地雷原になってしまった」--。住民には放し飼いの牛や飼い主と戦うための効果的な対策はない。住民たちは、自治体の所有物である歩道や緑地に損害を与えているという事実にもかかわらず、当局は目をつぶっていると考えている。国後島でも状況はよく似ている。放し飼いの牛が墓や公園を荒らしている。サフコム通信は南クリル地区の行政にコメントを求めたところ、以下のような回答があった。2022年6月18日付けの「南クリル地区」行政令第656号は、家畜の放牧のために特別に指定された地域を定義しており、行政の職員と警察は、集落での家畜の無秩序な歩行に関連する犯罪の特定と抑制に協力している。「南クリル地区」の領土の改善・衛生維持に関する規則、家畜を個人の区画で飼育するための規則の遵守について、牛の所有者と話し合いが行われている。「南クリル地区」の領土の改善と衛生維持のための規則により、緑地を保護するために、土地利用者、法人および個人は、緑地を損傷または破壊したり、芝生を踏みつけたりすることを禁じられている。この犯罪では、国後島色丹島の集落で牛を放牧したとして19人が責任を問われ、事案ごとに1,500〜5,000ルーブルの罰金が科せられた。(サハリン・インフォ2022/5/17)

https://sakhalin.info/news/222760