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樺太時代に建てられた中知床岬灯台(アニワ灯台) ロシアの「灯台ベスト8」に選定

ロシアの大手旅行会社Tutu.ruが選定した「一度は行ってみたいロシアの灯台ベスト8」に、サハリン南部のアニワ灯台(旧中知床岬灯台)が選ばれた。アニワ灯台は日本が統治していた樺太時代の1939年、中知床岬の突端から20mにある小さな岩礁の上に建てられた。コンクリート造りで高さは31m(9階建て)。1990年に放棄され、強風と波浪で徐々に破壊が進んでいる。最もアクセスしにくい灯台の1つとしてサハリンの観光スポットになっている。(サハリン・メディア2022/5/31)

※中知床岬灯台 設計者は三浦忍技手。逓信省直営工事による3カ年継続事業で、工費は60万円が充てられた。建設にあたり敷地に資材を置くことさえ不可能で、約8km隔てた西岸のわずかな空き地に工事基地を設け、毎日船で通い工事を進めた。灯台は地上2階地下1階の楕円形平面の基部と、9層からなる灯塔で構成される。3階部分は1968年以降の増築でコンクリートブロックを用いている。(日本建築学会技術報告集第13巻第25号2007年6月「南サハリンにおける日本期の灯台の現況」より)

以下、Osinovetsky lighthouse, Leningrad regio

Tokarevsky Mayak (Mayak Egersheld), Vladivosto

 

Lighthouse Tolbukhin, Gulf of Finlan

Lighthouse Baltic, Kaliningrad region

Lighthouse on Lake Baikal, the village of Turka, Republic of Buryatia

Anapa Lighthouse, Krasnodar Territory

Lighthouse in Merzhanovo (Rostov Region)