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稚内市、対露交易に影 高校生交流取りやめ、貨物船休止「先行き不透明」関係者肩落とす 

ロシア極東のサハリンまで約40キロに位置する稚内市が、ロシアのウクライナ侵攻に伴い、貿易や交流事業で苦慮している。市が事務局となって官民で運航するチャーター貨物船は休止を余儀なくされ、2018年まで存在した定期フェリーの復活も困難になった。高校生の相互交流も取りやめる。交易活性化を期待していた関係者は肩を落とす。「今後の先行きは不透明。情報収集をして確認しなければ」。稚内市の担当者は慌ただしそうに話す。宗谷岬からは、海峡を挟んでサハリンの白い山肌を望む。市内はロシア語の道路標識や看板も多い…。(毎日新聞北海道版2022/4/20)