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観光シーズンを控え、択捉島で国境警備局と観光業者が会議

北方四島の観光シーズンを控えて、択捉島を管轄するクリル地区行政府で、ロシアFSB(連邦保安庁)国境警備局と観光代理店による会議が開催された。会議の中で、国境警備局の担当者は、国境地帯への観光客や車両の立ち入り、滞在、移動に関する規則について改めて注意を喚起した。特に、観光ルートについては、事前にFSBに詳細を提出し、ルートの調整が必要になる。不測の事態が生じた際に、迅速な救助を行うためだ。個人旅行の場合はルートの事前調整は不要。また、クリル地区林務署は、オストロブノイ自然保護区を訪れる場合は事前にパスを取得する必要があると注意を促した。パスがない場合は3,000ルーブルの罰金を課せられる。さらにクマを引き付けたり、島の自然にダメージを与えないよう、ゴミ処理の徹底を呼び掛けた。連邦観光局によると、北方四島を含むサハリン州は今年、最も人気がある観光地の1つになっている。(サハリン・クリル通信2022/4/19)