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千島列島の固有種カタオカソウが今年も咲いた 南限の色丹島で

マロクリル自然保護区の色丹島で、千島列島固有種のカタオカソウが花を咲かせた。地元住民のオクサナ・トマソンさんが撮影し、写真とビデオをSNSに投稿した。彼女によると、カタオカソウは斜面の岩場に生育し、4月~5月、島で最も霧が多い時期に開花する。「現時点では、ふわふわの花は水滴で覆われていて、見た目も素晴らしいです」と書いている。オクサナさんは1994年から毎年「奇跡の花」を撮ってきた。開花時期は年によって多少異なり3月末、雪の中から咲き始めたこともある。昨年はクラボザボツコエ(穴澗)の丘陵で4月24日から25日に開花した。今年は春が早く4月5日から7日だった。カタオカソウは千島列島の色丹島択捉島、ウルップ島、シンシル島などの岩が多い斜面、海岸テラスなどに生育。色丹島が南限とされ、国後島歯舞群島では観察された記録がない。(サハリン・クリル通信2022/4/10他)

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