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サハリンに残る樺太時代の面影がまた1つ消える 旧恵須取の製紙工場、取り壊し始まる

樺太時代の日本の面影がまた1つ、サハリンの忘却の中に消えていく。ウグレゴルスク地区(旧恵須取)では、閉鎖された製紙工場の建物が取り壊されている。製紙工場は1920年代に建てられた。当時は日本人がサハリンを統治していた。1914年から1936年にかけて島の南部と中央部の9か所に製紙工場が建設された。ウグレゴルスク地区の製紙工場は、ペレストロイカ後の数年間で衰退し、2005年に正式に清算された。以来17年間、黒くさび付いた鉄筋とコンクリートは廃墟と化していった。敷地は荒れ果て、人々にとって危険になっていった。10代の若者は、老朽化し​​た建物を訪れ、登って遊んだ。冬になると、工場の上層階から雪の吹きだまりに飛び降りて遊んだが、しばしばケガをして不自由になる者もいた。工場の敷地はゴミ捨て場に変わり、解体は避けられない運命だった。現在、カリーニングラードの請負業者が、特殊な重機を使って解体作業を行っている。鉄筋コンクリートの壁は、重機によって薄い紙を破るように壊されている。今後、業者は重機を追加して作業を加速し、2023年までに完了する予定だ。(サハリン・クリル通信2022/4/5)

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