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「クナシリの賢者」--樹齢1000年のイチイの老木 ロシアの「野生のモニュメント」に登録

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高さ約15m、直径は1m以上、樹齢1000年を超えるとみられる国後島のイチイの木が全ロシアで展開されている「木は野生のモニュメント」プログラムに登録される見通しとなった。プログラムは、ロシアにとって文化的、歴史的に重要で、自然界で価値ある原生林を捜し、保存することが目的。国後島で育つ先がとがったイチイはロシアとサハリン州レッドデータブックに記載されている希少種。州林業・狩猟庁はすでに申請済みで、登録に向けて好感触を得ているという。国後島のイチイは、シベリアと極東では最も古い老木で、科学者たちは敬愛を込めて「クナシリの賢者」と呼んでいる。イチイは地球上でもっとも古い木の1つで、2億年以上前に現れた。寿命は2000~3000年で、クリミア半島やバルト諸国、ヨーロッパなどに生育する。(astv.ru 2022/3/30)

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