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国後島・古釜布の魚油・魚粉工場 製品500トンを国内向けに出荷 制裁措置で増産へ

国後島の水産会社「南クリル・リボ・コンビナート」は、500トン以上の魚油・魚粉をロシア国内に出荷した。同社は、欧米の経済制裁でペットフードや家畜の飼料不足を補うため、今年ユジノクリリスク(古釜布)で操業を開始した魚油・魚粉工場の生産を拡大する方向で準備している。サハリン州政府のアレクセイ・ベリク首相は、同社で生産された製品の90%が国内市場に送られるとしている。同工場は州政府とサハリン地域開発公社の支援を受けて設立。コンスタンティン・コロブコフ社長は「ペットフードの輸入品は制裁措置により国内の店舗から消えるが、ロシアの製造業者はそれを補う準備ができている。当社製品の需要が高まっており、お客の要望により、増産に向けて準備を進めている。私たちの島の近くの海には原料となる十分な魚がいる」と話している。同工場の年間生産量は魚粉が5,000トン、魚油が3,000トンである。(サハリン・クリル通信2022/3/11)

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