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中国は再び、港を閉ざした ロシアのスケトウダラ輸出できず コロナの影響

中国は再びロシアの魚をシャットアウトする。極東のロシア水産企業は、中国・大連港が新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月6日からロシア製品の受け入れを停止するとの通知を受けた。もう1つの受け入れ港・青島も事実上閉鎖されているという。ロシア連邦漁業庁は、大連港の地元従業員から新型コロナウイルスが検出されたため、ロシアだけでなく他の国からの製品についても荷降ろしが停止されるといい、この措置は5日~6日で終わると期待している。受け入れ停止が長期化した場合、欧米各国から制裁を課されていることから、製品の一部をEUや米国に振り向けることもできず、関係者は頭を悩ませている。さらに、業界関係者の中には、中国側は港を閉鎖することにより、ロシアのスケトウダラの価格を引き下げようとしている可能性があるとの憶測が流れている。大連港では、ロシア製品からウイルスが検出されたとして、2020年の終わりから受け入れを停止。今年1月に再開したばかり。2021年は韓国の釜山を経由して冷蔵コンテナで輸送した。スケトウダラ漁業協会は、これまでの損失を4億ドルと推定している。ロシア連邦税関によると、ロシアからの魚の総輸出額は58.5億ドルで、昨年は50%が韓国へ、中国向けは18%だった。(サハリン・メディア2022/3/3)

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